高汎化型イネ成長応答モデルの開発
メンバー: 辰己賢一
分野: 農業工学、土木工学
所属: 農学研究院 農業環境工学部門
キーワード: 作物成長モデル,気候変動
研究概要
日本の農作物はサプライチェーン全体の連携不足などにより,ほ場でつぶされてしまう農作物廃棄が行われており,「食糧廃棄」の発生は安定した食の供給を実現する上で大きな問題となっています。また,作物の収穫は直前にならないとほ場での出荷判断ができず、生産者と供給網との関係者間の連携不足による廃棄・補填コストが農業経営を圧迫していることが大きな問題です。
辰己研究室では,農作業情報,作物の特性,気象条件,衛星データ等を用いた,収量や生産量を高い精度で予測するモデルの開発を行っています。気候変動や品種特性に対する潜在的な成長を阻害するリスクの評価などを可能とする頑健モデル技術基盤の開発・構築は,新しいモデル価値の創造やグローバルな生産管理システムに必要不可欠です。
この作物生産量を予測するモデルを農業の現場で利用することで,生産者の農業経営の安定化や農業需給の見通しへの寄与に大きく貢献することができます。
本研究は,科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(さきがけ)に採択され,H28年度より支援されています。
主要論文・参考事項
Kenichi Tatsumi. Effects of automatic multi-objective optimization of crop models on corn yield reproducibility in the U.S.A. Ecological Modelling 322, 124–137. 2016
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.ecolmodel.2015.11.006
お問い合わせ先
東京農工大学・先端産学連携研究推進センター
urac[at]ml.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)
Development of rice growth model with high generalization capability
Research members: Dr. Kenichi Tatsumi
Research fields: Agro-engineering, Civil engineering
Departments: Division of Environmental and Agricultural Engineering, Institute of Agriculture
Keywords: Crop growth model, Climate Change
Summary
Please make sentence
Reference articles and patents
Kenichi Tatsumi. Effects of automatic multi-objective optimization of crop models on corn yield reproducibility in the U.S.A. Ecological Modelling 322, 124–137. 2016
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.ecolmodel.2015.11.006
Contact
University Research Administration Center (URAC),
Tokyo University of Agriculture and Technology
urac[at]ml.tuat.ac.jp
(Please replace [at] with @.)