「東京農工大学 新技術説明会」を6月16日(木)に開催しました
2016年07月04日
平成28年6月16日(木)、科学技術振興機構(以下「JST」)のJST東京本部別館ホール(東京・市ヶ谷)において、産学マッチングのイベント「東京農工大学 新技術説明会」が開催されました。
本イベントは、JSTと本学との共催により、産業界に向けて本学の研究の情報発信を行うもので、研究成果の実用化の促進や共同研究等の端緒とすることを目的に、先端産学連携研究推進センターが本学の取り纏めを行っています。

開始前から、後方の補助席までほぼ満席となった会場 主催者挨拶・纐纈理事
当日は、纐纈明伯理事(学術・研究担当)の挨拶の後、本学教員7名によるテーマ発表が行われました。

発表内容は、熱電変換高分子厚膜体、傾斜機能高分子薄膜、フィードバック制御シミュレーション装置、光ファイバー給電センサー網、薬用昆虫資源データベース、高次元画像認識、音響誘起電磁法、と幅広い分野に及びましたが、各テーマの平均聴講者数は136名、総聴講者は304名で、いずれも昨年の2~3倍という活況ぶりでした。

田川教授 田中准教授
終了直後から、聴講者や当日参加できなかった企業からの問合せ、発表者への面談希望等が多数に上っていることからも、今回の発表が、企業に対して大きなインパクトを与えたことを窺い知ることができました。


今後、本イベントを機に、発表された研究テーマが、技術相談、学術指導、そして共同研究へと発展し、実用化を通して社会貢献に繋がることが期待されています。
----- 発表プログラム ------
1.「熱を電気に変換するフレキシブル高分子厚膜体」 下村武史 教授
2.「物理蒸着による傾斜機能高分子薄膜の形成」 臼井博明 教授
3.「仮想モデルを用いた能動的シミュレーション」 田川泰敬 教授
4.「光ファイバー給電による低電力なセンサー網」 田中洋介 准教授
5.「医薬品シードとして有用な昆虫由来化合物の探索」 天竺桂弘子 講師
6.「高次元画像からの最適図形認識」 清水昭伸 教授
7.「超音波で電気・磁気特性を評価する新しい非侵襲計測技術」
生嶋健司 准教授
~ロビーの様子~

ポスター展示(開始前のロビー)
天竺桂講師の研究で紹介された、本学実験室内で継代飼育に成功した貴重なアマミナナフシの展示も行いました。

ロビーでの名刺交換:熱心な参加者の列ができていました。
*当日のプログラム詳細については 新技術説明会公式サイト をご覧ください。